第2章 妄想オナニー(前編)


露出狂といっても、誰もが最初から他人に裸を見せようとするわけではありません。
このような行為は、穏やかな内容から次第にエスカレートしていく場合がほとんどだからです。
多くの露出狂は、何かしらの体験をきっかけに、その出来事を思いだして最初にオナニーをします。
その妄想オナニーが、それまで経験したことのない快感を生み出し、「見られる」ことに興奮する自分自身に気がつくのです。

今回は、その妄想で興奮してしまう女子中学生の姿を一緒に見ていきましょう。

1、羞恥心

▲ ズボンを下され、慌てる女子中学生。br>思春期の少女にとって、パンツを見られるのは本当に恥ずかしいことなのです。

突然ズボンを下された女子中学生は、慌ててしゃがみ込みました。
偶然通りかかった2人の男子は、クラスメイトです。
最初の感情は、ただ「驚き」しかありませんでしたが、やがて顔から火が出るほどの羞恥心があふれ出してきました。
相手は、同い年の、しかも毎日学校生活を共に暮らしてきた男子生徒です。
10代前半の彼女にとって、これ以上恥ずかしい思いをしたことは、これまでの人生ではありませんでした。
軽いパニックになってしまったのか、しばらく身動きもとれません。

多くの中学生は、普段から見られてもよい黒いスパッツ(=見せパン)を履いています。
しかし今日は、午前中に体育の授業があるということで、スカートの下に朝からハーフパンツを履いていました。
このような日は1日中ハーフパンツを履き続ける場合がほとんどなので、黒いスパッツを履かない女子がほとんどです。
ですから、そのハーフパンツを下されてしまった彼女は、思い切り生のパンツをさらけ出してしまったのです。

▲ 姿見の前でパンツを確認する女子中学生。
見せパンを履いていれば・・・という後悔でいっぱいです。

放課後、帰宅した彼女は、姿見(すがたみ)の前で制服を脱ぎました。
男子たちに、どれくらいはっきりとパンツが見えてしまったのかを確認したかったからです。
しかし、男子たちとの位置関係や角度を考えると、ほぼ丸見えに近かったとしか思えません。
改めて、胸の奥の羞恥心に火がついてしまいました。

2、夜寝る前に

晩御飯を済ませ、お風呂にも入りました。
それでも、今日の出来事が頭から離れず寝られそうにありません。
このきっかけをつくった友達にSNSで文句を言いましたが、相手はなかなか真剣になってくれず、冗談でごまかそうとしています。

▲ SNSで友達に煽(あお)られる女子中学生。
このような適当な情報も、切羽詰まった人間の心には大きな影響を与えます。

それどころか、もう1人の友達は「男子の間で話題になっている」などという根も葉もない話をして、彼女を煽(あお)ってきました。
女子の中には、このように適当に話を盛ってトラブルの元となる人が多くいます。
これを信じて、自分の話で男子が盛り上がっている様子を想像してしまった女子中学生は、恥ずかしさにどうにかなってしまいそうでした。

▲ 昼間の出来事を思い出す女子中学生。
あの時の男子2人の目線や表情は、脳裏に焼きついています。

心臓がドキドキと高鳴り、静かな部屋の中に鳴り響くようでした。
ハーフパンツを下された瞬間の、男子2人の驚いたような表情。
その後、通り過ぎる2人の口元に浮かんだかすかな笑み。
「ラッキー」という、ふざけたセリフ。
そのようなことが頭の中で渦を巻くと、次第に下半身がじんわり熱くなってきました。
いわゆる「ムラムラ」している状態ですが、胸いっぱいの羞恥心と混ざり合い、複雑に絡(から)みあって彼女の心を満たしていきます。

中学生になってからオナニーを覚えた彼女なので、これまでの数か月間で10回以上は経験しています。
もっとも、胸やマンコを触って「気持ちいいな」と楽しむ程度のソフトなオナニーばかりなので、まだ絶頂に達したことはありません。
オナニーするのは、小説や少女漫画で少しエッチなシーンを読んでしまったときや、友達とのSNSで下系の話題が盛り上がった時などです。
いま、昼の出来事を思い出してムラムラし始めた彼女ですが、クラスメイトの男子2人の顔が妙に頭に浮かんでしまい、どうしたらいいか分からなくなってしまいました。
つまり、クラスメイトのことを考えたり、あんなに恥ずかしい経験を思い出してオナニーすることに、強い抵抗を感じているのです。

3、ズボンを脱いで

そんな、どうしようもない悶々(もんもん)とした気持ちがどうしようもなく、彼女はズボンを脱ぎはじめました。
静かな夜の空気の中に、布のすれる音と、ベッドの軋(きし)む音だけが響いています。

▲ 思わずパジャマのズボンを脱いでしまった女子中学生。
彼女の下着のコレクションは半数が白系なので、今夜も純白のパンツを履いています。

なにか、はっきりした理由があるわけではありません。
ただ、こんな気持ちになった原因である「ズボン下し」を再現して、今日の出来事を再確認したい気持ちがあったのかもしれません。
冷たい夜気に、太ももやお尻がさらされると、何ともいえない違和感が彼女を襲いました。
いつもなら絶対にこんな格好をしないのに、わざわざズボンを脱いでしまった自分自身。
1階には両親が、隣の部屋には弟がいるし、この部屋の扉に鍵もかかっていません。
そんな場所で、自分から恥ずかしい格好になってしまうなんて、これまでの彼女の常識からは考えられないことでした。

このように、露出狂の第1段階、最初のステップとして多いのは「自分の部屋で恥ずかしい格好をする」ことです。
自室であれば、まず他人に見られることはありませんし、もし見られたとしても相手は家族に限られます。
いくらでも言い訳ができるし、それほど大きな問題になるわけでもありません。
つまり安心して露出が実行できるわけで、露出狂の安全な楽しみ方として誰にでも経験できる方法なのです。

彼女はまだ気がついていませんが、ムラムラする気持ちをどうにかしたくてズボンを脱いでしまうあたり、すでに露出狂の芽が顔を出しはじめています。